ペットを飼わない選択

最近、< 終活 >と言う言葉をよく見聞きします。< 終活 >とは、人生のエンディングを迎えるにあたり、いろいろな備えや準備をする事です。生前整理や遺産相続など考えるべき事が多くありますが、ご自身とペットとの関係についても考える必要があります。

若い頃から何 十年も、ペットを飼い続けてきた人もおられると思います。ペットを看取り悲しいお別れの後、新しい小さな家族を迎える事を繰り返して来た方も少なくはないでしょう。しかし、ご自身が高齢になった場合、単に寂しいから、可愛いからと、新たなペットを迎え入れても良いのでしょうか。高齢になると、ご自身の健康も心配な状況です。昨日まで元気だった人が、脳や心臓の病気であっけなく天に召されるような話も耳にします。経済的な理由や健康上の理由で、ペットのお世話ができなくなるかも知れません。

飼い主には、ペットがその命を全うするまで飼育する責任があります。飼い主にもしもの事があった時、ペットの残りの人生はどうなるか、考えてあげてください。あなたが高齢になり新しいペットを迎えるかでお悩みの時は、< ペットを飼わない選択 >を思い出し、立ち止まって考えてみてください。飼い主に先立たれたかわいそうなペットを増やさないために・・・。