ペットはAI以上の話相手

最近は生成AIの進化により、生身の人間とでは無くスマホやパソコンで人工知能との会話を楽しんでいる方が増えています。先日のニュースに、ある海外の男性がAIのヘビーユーザーで、架空の恋人と恋に落ち、最後は自殺してしまったとの悲しい報道もありました。AIの進化のすさまじさは、恐ろしさを感じる領域に突き進んでいるように思えてなりません。

人間は、言葉や文章、表情や仕草でコミュニケーションを取る生物です。しかし、AIの急激な進化により何かが歪んできているように感じるのは、私だけでしょうか。子供や学生、社会人、そしてシニア世代まで、ほとんど全ての人々が、貴重な時間をスマホを片手に何かをしている世の中です。多くの現代人が、スマホ依存症の次に、AI依存症の状況に陥って来ていると言っても過言ではありません。ペットは人間の言葉は話せませんが、飼い主の喜怒哀楽を十二分に理解して行動する能力があると言われています。言葉を介さなくとも、目や仕草でコミュニケーションを取ることができます。血の通わない、膨大なデータから言葉を発するAIと、生身のペットでは、どちらがあなたの癒しのパートナーになれるでしょうか?

AIは驚異的なスピードで進化して、利点ばかりがアピールされる風潮ですが、ペットはそれ以上の良い面を持っているあなたの話し相手です。スマホやパソコンに没頭する時間を、ペットとのコミュニケーションに少しシフトして、人生の限られた大切な時間を上手に使ってください。血の通うペットは、AI以上のあなたの話し相手です。