体重に占める筋肉の割合にご注意

一般的に人の筋肉は 20代をピークとして、減少が始まります。何もしないでいると、毎年 1%減少すると言われています。50代からは、急激に減少が加速するようです。ペットも人と同様に、ある年齢からは筋肉減少が始まります。筋肉が減少すると、様々な問題が出てきます。単に筋力が衰えるのみならず、筋肉がエネルギーを消耗しないため、食べる量は同じなのに肥りやすくなる原因にもなります。これは、人の中年太りの主たる理由でもあります。

食べる量は多くないのに、体重が増加するケースはありませんか。加えて、若い時よりも疲れやすくなったなど、筋肉減少による悪影響の連鎖にもなり、老化を加速する要因の一つにもなります。体重が若い時と同じだから、自分は健康だと安心するのは間違いです。体重が同じでも、筋肉が減少して脂肪が増えていると大きな問題です。ご利用の体重計が単に重さのみを測る単機能のものであれば、体脂肪を計測できる体重計の購入をお勧めします。

筋肉は、年齢にかかわりなく適度な運動などの有酸素運動や筋力トレーニング、筋肉の材料となるタンパク質の摂取などバランスの取れた食生活で、回復や維持ができると言われています。ペットとの日常的なお散歩は、筋肉減少の抑制にも有効です。ペットにとっても同様です。ご自身とペットの健康管理に体重は健康のバロメーターですが、減少する筋肉と増加する体脂肪の関係を理解しておいてください。