ある損害保険会社の 2024年の調査で、犬の平均寿命は 14.2歳、猫の平均寿命は 14.5歳の数字が出ています。人間と同様にペットも、医療・ペットフード・生活環境の向上などにより寿命が延びています。愛するペットが少しでも元気で長生きして欲しいという思いは、全ての飼い主とって共通の願いだと思います。
人間より体内時計の進みが早いペットにとって、犬は 7歳前後、猫は 10歳前後からシニア期に入ります。健康寿命を延ばすためには、各ライフステージで食事・運動・定期的な健康診断など、適切なお世話が大切です。その中でも最近注目されているのは、幼い頃からの適切な歯のケアです。
若齢期からの歯のケアは、ペットにとって一生の健康の基礎と深く関係します。歯周病は全身の健康に影響するため、子犬・子猫の頃から毎日の歯磨きなど、飼い主によるホームケアが大切です。年に 1〜2回は、動物病院での健康診断は必要ですが、それに加えて 3歳を過ぎたら定期的な歯のクリーニングを行いましょう。
自分で意思表示が難しいペットの体調不良の早期発見・早期治療は、ペットの健康維持に必須です。ペットの継続的な健康管理は、ペットがより長く元気を保ち家族と一緒に過ごす幸せ時間を増やすことにつながります。