お散歩道の安全確認

先日、埼玉県で大規模な道路陥没があり、トラックドライバーの方が命を失う悲惨な事故がありました。この事故は、現代社会において公共インフラの劣化をあらためて思い知る機会にもなりました。日本の高度経済成長時代には、次々と公共インフラ整備され、一般住宅やマンション・商業施設などが続々と建設されました。

月日が過ぎ去り高度高齢者社会となった日本は、様々な意味において曲がり角に差しかかっています。国の統計によると、日本の 65歳以上の高齢者の人口割合は、2024年 9月末時点で 29.3%と過去最高を更新しています。これは約 3.4人に 1人が高齢者にあたる計算です。社会環境の変化で、空き家問題も全国的に深刻になっています。お散歩される時に、老朽化が著しい建物があれば避けて通る必要があるかも知れません。

また、公共の公園などの錆びた遊具・古いブロック壁・外壁にひび割れの入った建物・亀裂の入った擁壁などは、とても危険です。インフラ整備の予算が削減された結果、公共の場所の樹木の管理が行き届かず、枯れた木が突然に倒れて自動車を損傷するような事故も増えています。枯れたように見える古木の近くも、散歩道から避ける方が賢明かと思います。

お散歩の際に、いつも通る散歩道に危険な落とし穴が無いか調べる視点で安全確認してください。愛犬とご自身の安全を最優先にして、これからもお散歩をお楽しみください。