リチウムイオン電池の火災リスク

近年、リチウムイオン電池が原因による火災が、増加しています。リチウムイオン電池は、高性能な電池として私たちの日常生活に広く深く入り込んでいます。

ペットがひとりでお留守番をするご家庭にも、多かれ少なかれリチウムイオン電池が存在します。携帯電話をはじめノートパソコン・タブレット・モバイルバッテリー・コードレス掃除機・ポータブル電源・電動アシスト付き自転車・ワイヤレスイヤホン・電動工具・ファン付き作業着のバッテリーなど、あらゆる機器に利用されています。
【リチウムイオン電池ご利用の注意】
一つでも当てはまる場合は、発火の恐れがあります。

1:バッテリーの形状が膨らみ変形している

2:充電中や使用中に発熱することがある

3:充電してもすぐに電池が消耗してしまう

4:リチウムイオン電池を過去に落下させたことがある

5:充電できないなどの不具合がある

【お留守番をするペットのために】
リチウムイオン電池を使う機器を充電する場合は、必ず在宅中に行います。もしも、リチウムイオン電池が何らかの理由で発煙・発火しても、ペットは無力です。充電する時は、ペットを残して外出しないことが大切です。

【ごみ出しのマナー】
リチウムイオン電池が入った機器の誤った廃棄でも、火災が発生します。誤った廃棄によるごみ処理中の火災も、急増しています。リチウムイオン電池が組みこまれている不要品を処分する際は、製品の取扱い説明書をよく確認した上で、お住まいの自治体の廃棄方法に従い処分してください。

【ペットと飼い主が安全に過ごすために】
様々な便利な機器に使われているリチウムイオン電池は、大きな電力を蓄えられる分、取り扱いには注意が必要です。自分だけは大丈夫と思うのが、一番のリスクです。ペットとの楽しい暮らしを続けるためにも、正しい使い方を理解して安全にお過ごしください。